今日は畑③にて倉庫のお片づけ。籾殻と米ぬかを使った堆肥づくりをするための準備です。
夕食の前にテレビを見ていたら、化学物質過敏症を発症してしまっている方の特集をちらりと目にしました。
化学物質に対するアレルギー反応のようで、農薬を含め洋服を作る時に使用された化学物質や靴を作る時の接着剤などなど。
テレビに出ていた女性の方は化粧品や香水などでも反応が起こるようでした。
テレビに出ている女性の方に比べればとても軽い症状でしたが、昨年の夏に私自身も長靴でアレルギー反応が起きました。両足裏の腹の部分と甲の部分が腫れてしまって歩くのが大変になるぐらいでした。アレルギーのための強めの薬を飲むことでなんとか腫れがおさまったのですが、長靴が原因だということに気づくまでアレルギー反応だということすら分かりませんでした。
幸いにも、伯父が漢方薬の薬剤師をしていることもあり、見てもらった時にアレルギー反応だということが分かったのです。
テレビに出ていた女性の方は食材を買う時も、無農薬栽培を探し見つけ出すのに一苦労しているとのことでした。
今まで農業の道を志して、農薬や化学肥料についていろいろな意見を聞いてきました。
そのなかで私がいきついた答えは、
『農薬や化学肥料など物資の供給が止まってしまった時でも、農業者として作物を育てられるようになりたい』
でした。
農薬を使うことできれいな野菜ができることも事実です。
化学肥料を使うことで比較的簡単に栽培の準備ができることも確かです。
農薬を使ううえで良い部分はたくさんあるし、化学肥料を使ううえでも良い部分はたくさんあると思います。
その反面、化学物質に対するアレルギーを持った方がいらっしゃって、いのちに危険を感じながら過ごしている方がいるという事実は私にとって衝撃的でした。
無農薬、無化学肥料栽培というのは現在の農業では難しさを覚える方法です。
それでも、無農薬、無化学肥料栽培を必要としている方もいらっしゃるということは、目標として「無農薬・無化学肥料栽培」を目指すことの意味があることを改めて感じました。
自然の秩序を追求する中で、農業を営んでいく方法を探求していきたいものです。
自己紹介
2016年4月に横浜市で新規就農した真理 です。
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